最近、こんな言葉を聞きませんか?
「将来に備えて、NISAみたいなものを始めましょう!」
……それ、ほんとにNISAですか?実は「変額保険」だった!なんてことも。
今回はそんな紛らわしい金融商品の真相を、公的機関の情報を交えて出来るだけ簡単に解説します!
1. 変額保険ってなに?
ざっくりいうと、保険+投資=変額保険です!
- 死亡保障などの 保険機能
- 株や債券などに運用する 投資機能
保険料の一部が「特別勘定」で運用され、運用次第で増えることもあれば…減ることもあります。
2. 公的機関も注意喚起しています
- 金融庁:変額年金保険に関するガイドライン
- 生命保険協会:投資型保険商品の仕組みと注意点
両者ともに「元本保証がない」「手数料が高い」「内容の説明不足に注意」と明言しています。
3. NISAと変額保険のちがいを表でざっくり!
比較項目 | NISA | 変額保険 |
---|---|---|
目的 | 資産形成 | 保障+資産形成 |
非課税 | 利益が非課税 | 一部非課税(条件つき) |
手数料 | 低め | 高め(見えづらい) |
解約自由度 | いつでも可 | 早期解約は元本割れリスク |
4. よくある勘違い「NISAみたい」は要注意!
たしかに「投資=NISAっぽい」けど、ぜんぜん違うのが実態。
変額保険はあくまで「保険商品」であり、自由度や透明性はNISAに遠く及びません。
そもそもNISAは「投資の税制優遇制度」です。根本からモノが違います!
5. こんな広告や営業トークには要注意!
- 「将来に向けた投資です!」(←保険です)
- 「非課税でおトクです!」(←全部じゃないよ)
- 「NISAの代わりにどうですか?」(←代わりになりません)
6. 契約前に確認したい3ステップ
- パンフレットを読み込もう(特別勘定や元本保証の有無は必ず確認)
- 手数料がどこで引かれるかチェック(販売手数料・保険料控除後など)
- 他の商品と比較しよう(NISAやiDeCoのほうが合ってる人も)
まとめ
変額保険は「悪」ではありません。
でも、それを「NISAみたい」と言って売ってくるのはズルい!
公的機関の情報を元に、自分に本当に合っているかを冷静に考えてみましょう。
✅ 注意事項
- 本記事は2025年7月時点の情報に基づいて執筆しています。
- 金融商品や制度は将来的に変更される可能性があります。
- 実際の契約については、専門家(FP、保険募集人等)にご相談ください。
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